2018年2月16日金曜日

保育園待機の確信犯「保育園落ちてよかった」

「保育園落ちた」の待機児童問題が都心ではよく話題になりますが、
実は、その待機になる事を「望んで」わざと落ちるように仕向けている人もいるということをご存知でしょうか。

もちろん純粋に入れないと困る人はたくさんいるのですが、
「待機児童数」、「保育園に入れないと困る人」はイコールではありません。

不承諾通知は、「認可保育所に応募したけど落ちた」という証明になるので、
「保育園に入りたかったけど落ちたから、復帰できない」と、会社に言えます。
そして時期によっては、育休の延長が認められます。

今、私の会社では最大2年間は育休の延長が認められます。
しかもその間は育休手当が支給されるので、
「育休を最大限に取りたい」となります。
とにかく会社に復帰できるギリギリのリミットまで休みたい、という人もいます。
(育休が切れても保育園に入れないという事情で休職を認める期間が会社によってある)

0歳児で保育園に行かせて仕事復帰するのは早すぎるから、
1歳ないし2歳から復帰したい、ということになります。

そこで、1年目の保育園は応募するけども、意図的に落ちやすくするのです。
人気園を1件だけ応募するとか。
当然落ちます。
それを内心ホッとしている。

私は0歳児から娘を保育園に入れることができたのですが、
それでも、この気持ちはよく分かります。
応募は、記入できる枠8カ所全て書きましたが、全て落ちました。
その時は「まだ0歳児だから、猶予はある」と楽観的でした。
(1歳児からのスタートの人も多いので、同じスタートラインの人はたくさんいます。)
その後タイミングよく小規模園の内定の連絡が来て、
0歳児からの入園が決まったのですが、
安心と、がっかり感が入り混じった複雑な心境になりました。

保育園に入りやすいのは、下からの持ち上がりがいない0歳児(1歳児からの園もある)
なのですが、育休の余りを使わずに0歳児での保育園は抵抗があり、
1歳から復帰、というところに集中するようです。

先手を売って0歳で入れてしまうのが、待機にならないための安全策の一つなのですが、
確かに月齢によっては半年くらいでいきなり復帰しなければならないのは、
会社にはいずれ復帰できないと困るが、本当なら育児をもう少ししていたい人には、
悩ましいところになります。

ちなみに0歳児でも認可はバンバン落とされますので、
とりあえず、認証保育所か、無認可保育園に入れて、ポイントを上げる事で
認可に転園しやすくする、という人もいます。

そんな感じで、本当に大変な事情の人もいるのは事実かと思いますので、
総じてそうとは勿論言いませんが、待機児童のウラには、個人的な複雑な感情も絡んでます。

#保育園落ちた #保育園落ちてよかった あえて落選狙う