2015年3月2日月曜日

出産準備で買う必要のない肌着・洋服

赤ちゃんの洋服の種類は、肌着だけでも
すごくたくさんあって迷ってしまいます。

出産準備で、新生児用の肌着を用意する際、
育児書や雑誌やネットや赤ちゃん用品店のパンフレットに
書いてある「肌着の種類と必要枚数」を
とりあえず揃えてしまうのですが、
実は、けっこう必要なかったりするものもあります。


新生児の肌着の種類


まず、新生児には、前開きの服を選ぶのがベストです。

海外の赤ちゃんの服は、かぶりタイプもたくさんありますが、
首や腰のすわっていない赤ちゃんに、かぶりタイプの服を
着せるのはけっこう大変です。

ねんね期の赤ちゃんの着替えは、
開いた服の上に赤ちゃんを置いて、袖に腕を通して前を留めます。
寝たまま着替えさせるのが一番簡単です。


前開きの肌着も、たくさん種類があります。

【短肌着】
肌着
【長肌着】
肌着
【コンビ肌着】
肌着だが外出OKなデザイン有


【2WAYオール】
【ドレスオール】
中に肌着を着るものと
肌着兼用タイプ(1枚で着れる)
ものが有


【ボディスーツ
肌着だがデザインと着方に
よって外出可



【カバーオール】
【ロンパース】
中に肌着を着るものと
肌着兼用タイプ(1枚で着れる)
ものが有 
だいたいこんな感じです。

前を留める部分は、
「紐タイプ」「スナップ」「マジックテープ」のものがあります。

「紐タイプ」が日本の浴衣のような仕様です。
昔からの流れなのか、今も一番このタイプをよく見かけますが、
マジックテープのものも使いやすく感じる人もいますので
好みで選んでいいと思います。


肌着と洋服の違い



案外、肌着と洋服の違いがよくわからなくなってきたりします。

でも要は、肌に当たる部分が優しいものが肌着です。

新生児の肌着は、着物のように生地が重なって二重になる部分がある、
打ち合わせタイプのものが良いと思います。

さらに、肌に当たる部分に刺激がないように縫い目が外側にしてあるものもあります。
初めて見た時は裏返しかと思いました。(^_^;)

タグも肌に当たらないように外側に縫い付けてあるものも多いですが、
肌着なのに内側の腰のあたりに縫い付けてあるものもあります。
おむつの部分にあたる部分だったりもしますが、
できるだけすべて切り取るのが良いかと思います。

洋服は、下に肌着を着ないと着心地が悪いものです。
打ち合わせの部分がなく、シャツ仕様のものは1枚で着ると隙間ができてしまいます。
冷えやすくなります。肌が見えてしまうことがあります。
金属のスナップ、ファスナーの服も、直接肌に当たると冷たく痛いので避けます。
そういうのが洋服です。下に肌着を1枚着せましょう。

肌着として1枚で着れるけれど、外に着て行ってもおかしくない、洋服のような
デザインのものもあります。

基本的には大人の感覚と同じです。
肌触りが良い、綿のTシャツやカットソーであれば、
同じものでもシンプルなものをインナーにして、
柄物をアウターにして着たりしますよね。
使いこんでよれよれになったカットソーはインナーに降格したり・・・(笑)

慣れたらそんな感じで良いと思います。



新生児はほとんど肌着のまま



新生児のうちは、あまり外出することがないので、
ほとんど肌着のままでいる感じです。

外出する場合も基本、肌着のままです。
肌着におくるみやブランケットなどで調節する程度です。

室内では、肌着1枚で寒くない程度に部屋の温度を調節します。
赤ちゃんは体温が高いので、大人が快適に感じる温度の部屋で、
薄着がちょうどいいです。

家では短肌着や長肌着1枚で過ごしても何も問題ないのですが、
外出時は、いかにも「肌着」という感じになってしまいます。
大人で言うところの「グンゼ」みたいなもんなので、
近所を肌着でうろついてるオッサンみたいな感じになっちゃいます。(笑)

肌着でも、服っぽい柄のコンビ肌着などを着せると、
肌着っぽくなく見えます。

そんなわけで、新生児のうちは、
肌着と洋服を分けて考えず、
「家でも外でも肌着で1日中過ごす」前提で、考えましょう。

服の組み合わせ方


よく育児書や情報誌などで書かれている
出産準備に必要な肌着の枚数が、
季節と組み合わせによりまちまちではありますが、

【短肌着】4~10枚
【長肌着】1~2枚
【コンビ肌着】2~6枚
【2WAYオール】1~2枚
【カバーオール】1~2枚

だいたいこの位です。

重ね着する場合、
短肌着をインナーにして上に他の肌着や洋服を着せます。
なので短肌着の必要枚数が多い傾向にあります。



これだけあればなんとかなる



ショップや育児本などで推奨されている肌着の種類と枚数は、
重ね着を前提にしているので、季節によっても違います。
数種類を組み合わせて複数購入することになりますが、

新生児期の肌着は、最初の2、3ヶ月しか着ないので、
シンプルに効率良い肌着を選んだほうが良いと思うのです。


私が思うに、極端に言うと、種類は1種類だけで大丈夫です。


コンビ肌着だけあればなんとかなります。



基本的に、真冬以外は着る肌着の枚数は1枚で大丈夫です。
よほど寒い地域で底冷えする部屋でなければ、重ね着は必要ありません。
寒そうと思って何枚も着せるより、1枚で快適に過ごせる室温にしましょう。

寒い場合は、

    

コンビ肌着+ベストorスリーパー

といった感じで、ベストやスリーパーで調節してあげるのが楽です。
ベストやスリーパーは長く使えるので・・・


昔は薄い晒のような肌着を季節に応じて重ね着していたのでしょうが、
最近は季節に合わせた生地の肌着が種類が豊富です。


 BOBO 三重ガーゼコンビ肌着

薄いペラペラなのを2枚重ねるよりあったかいです。

冬仕様のあったかタイプも売ってます。

コンビミニ 

なので短肌着や長肌着は、特に必要ないです。

短肌着は、はだけておなかが出てしまう。おむつ丸出し。
長肌着は、長いわりにははだけてすぐ邪魔くさくなります。

そしてこの2つに共通して言えることとして、
短肌着や長肌着のまま、外出できないということです。
来客がある日も、短肌着や長肌着のままだとちょっと恥ずかしいです。
もっとかわいげのある格好をさせたいものですが、
この時期にカバーオールやロンパースを着せ直すほどでもないので、
効率が悪いです。


コンビ肌着は、

股下をいくつか固定できるので、はだけることがありません。
スナップの数が少ないので、回数の多いおむつ替えが楽です。
とりあえず1ヶ所だけ留めるとか、
はだけないのであれば、なんなら留めなくても良いんです。

カバーオールやロンパースは、スナップの数が多いです。
低月齢の赤ちゃんにジャストサイズのロンパースはあまりないし、
足が分かれているものも足が通らず、
ズボン状にスナップを留める意味を成さない場合も多いです。
サイドオープンの場合、片足は筒状になっていますので、
赤ちゃんの足を曲げて足を通さなければならないので少し面倒です。

コンビ肌着は股下の長さがジャストでなくても良いので便利です。
足が出なくてもワンピースのように着れますし、
股下のスナップにゆとりがあるので足が出てからもわりと長く着れます。

そして、ほとんど外出しないけど、
外出にも対応できる、
来客があっても大丈夫な、
洋服のように見える柄や色付きのデザインがたくさん売っています。

  


そんなわけで、新生児には、
どの季節でもコンビ肌着をメインに多めに買うのが
私は良いと思います。

必要枚数は、うちの場合、
8枚くらいあれば間に合いました。

着替えは1日に基本朝、晩(沐浴後)の2回です。
プラス汗をかいたり汚した時のせいぜい3、4回位だったので、
乾くのが早いので、毎日洗濯すれば十分です。

吐き戻しが多く1日10回くらい着替えをするという人も
いるようなので、様子を見て買い足せば良いです。

汗をかいた時や汚れた時の着替えも1枚交換のほうが楽です。



新生児の肌着セットなどを買うと短肌着がついているので、
あったらあったで使えますので数枚あっても良いですが・・・


そんなわけで、短肌着、長肌着は無駄に買わないほうが良いと思います。




新生児期だけ和服で、それ以降は洋服のみ




どうしてこんなに短肌着を勧めないのかというと、
短肌着・長肌着・コンビ肌着は、浴衣仕様のいわゆる「和風」の肌着なのですが、
それら和服同士の重ね着であれば合うのですが、
洋服のインナーとしては向かないからです。

ロンパースやカバーオールなどのいわゆる「洋服」の
インナーにすると、

・紐の結び目が厚みが出てゴロゴロする
・袖が長めなので、半袖の洋服からはみ出る
・股下で留っていないので、めくれたりしてごわつく

ことがあるからです。

大人の感覚で考えれば当然ですが、
和服は和服同士、洋服は洋服同士でしか着ないですよね。

和服を着せるのは、新生児期のみなのです。
それを過ぎると洋服しか着ません。


「肌着+洋服」の組み合わせで着る場合、
インナーには前開きのボディスーツがおすすめです。



股下のスナップで留められるので、おなかを包めるし、
短肌着のようなボコボコ感がなくすっきりします。

ロンパースなどの洋服はだいたいサイズが60からの展開です。

3ヶ月位から60cmの洋服がちょうどよくなってくる頃かと思いますので
少しずつ服っぽい服を着れるようになってきます。

なので新生児肌着はあまり買い過ぎずに、
60cmの洋服に少しずつ移行していくのが無駄が無いです。

ボディスーツにも洋服ぽくて
1枚で着ていてもおかしくないデザインのものがたくさんあります。

「だったら最初から洋服でいいんでは・・・。」
という話になりますが、新生児のうちは新生児用に作られた肌着を
着せたほうがやっぱり良いので、(生地や縫製が肌に優しい仕様)
上のほうで長々と語った通り、
普段はコンビ肌着が便利です。
和服の着せやすさが、新生児の着替えに向いているから
今も変わらず使い続けられているんでしょうね。

海外には元々は無い仕様ですが、使い勝手の良さで、
愛用する人も多いみたいです。


低月齢向きの洋服


新生児でも、
おでかけや来客の時、肌着はちょっとな・・・という時用に
カバーオールを数枚用意しますが、
おむつ替えの回数も多いので、着替えがしやすい服を選びます。


かわいくても着せるのが面倒だったり大変だったりすると、
結局着せなくなってしまいます。

低月齢向きのカバーオールみたいなもので、
「プレオール」というがあります。


色んなメーカーからオリジナルの商品が出ていて、
名称も様々なのですが、共通している事として、
低月齢向きに、
丈が短めで、股の部分がM字型に開きやすい作りになっています。



ベルメゾンからは、「カエルコンビ肌着」というものが出ています。
これも和風のコンビ肌着同様、肌着っぽくなく、
部屋着として使えて便利です。


コンビミニから出ている、「ラップクラッチ」というものも
プレオールに近いと思います。
赤ちゃんのファーストウエアとして紹介されています。

打ち合わせタイプで、マジックテープとスナップを使っています。

1枚で着れて洋服っぽくてかわいいです。
夏用と冬用に薄い生地や厚い生地のものがありますので、
季節に合わせられるのも良いです。

生地もしっかりしていてかわいいので、おすすめですが、
片足が筒状になっているので、そこに足を入れるのさえ
面倒になる時があるので、私は、おでかけの時くらいしか
着せませんでした。(^_^;)



まとめ


★ほとんど外出しない新生児期(~3ヶ月位)の普段着は、
コンビ肌着が優秀

・寝かせたままの赤ちゃんの着替えがしやすい
・はだけない(胸元は合わせタイプ、足元はスナップ)
・肌着っぽくないデザインのものも買っておけばそのまま外出できる
・室内の調節はベストやスリーパーで、
・外出時の調節はおくるみやブランケットで

★長肌着は必要なし

★短肌着もほとんど必要なし

★来客、外出には1枚で着れる洋服仕様のプレオールが便利

★洋服(カバーオール・ロンパース)を着るようになってきたら肌着は
前開きのボディースーツに切り替える